Salk Institute
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ファーストコンタクトで多分、口は開いていたと思います。視界に動くものが極端に少ない、時間が止まったような場所で。いやいや、時間は止まらなくって、広場に雲の影がまだらに落ちて、海風がそれをスーッと動かして、建物が落とす影は足下でジリジリと動いている。水路が意識を水平線まで導いて、空が額縁に収まって、時たまパラグライダーがふわりと横切る。水が流れる音と海風の音がずっと聞こえている。人間はインプットが少ないとアンテナのチャンネルを無意識に変えるんでしょうか。



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写真じゃ伝わりづらいけど、ソーク研究所は風がよく通ります。あのナナメの壁は、広場を吹き抜ける海風を、建物の中にお裾分けするための装置にもなってます。地下二階にあるサンクンガーデンにまで風が通るのは驚きです。サンクンガーデンは個室棟と研究室棟の間にあって、個室棟と研究室棟の間を階段が繋いでいます。この階段が不思議で、すべての階で違った風景が見えます。見た目以上に体験が複雑で面白かった。それからユニバーサルスペースの研究室や、それを支える設備階などなど、見所満載でいろんな要素が集まっているのに全体としてシンプルに見えるのは、要素のヒエラルキーをしっかりつけて整理をしているからなんだけど、それでも堅苦しくならないのはカーンの動線計画にあります。そもそも研究所という建物はこんなにウロウロできるモノなのでしょうか?入り口はそこら中にあるし、どこからでも広場にアクセスができるし、海がよく見える個室棟のテラスも、誰だって入れる。その辺りに考え方が出てると思っていて、特権的な場所をなるべく作らないことで、デモクラティックな環境を作っています。真ん中に何も無いって事はそういう意味でも決定的でした。

ぼくは朝一番の列車でLAを出てサンディエゴに着いて、その日の宿に荷物を置いて、ダウンタウンからのバスで1時間、最寄りのバス停から北へ徒歩20分。研究所なんで、ウィークデイじゃないと広場にも入れないそうです。二、三日前にネットで予約をすれば係の人が案内をしてくれて設備階にも入れます。
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by atsushi_ohto1106 | 2008-10-08 21:15 | arch
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